山幸
神棚・神具・仏具
やまこう
盆提灯は、神道のお盆行事において、先祖をまつるための重要なアイテムです。先祖の霊が迷わずに自宅に帰ってくるよう、明りを灯して祈りを捧げます。神棚・神具専門店やまこうでは、神道に特化した盆提灯製品を多数取り揃えています。大切な先祖をお迎えする際に、ぜひご利用ください。
仏教と神道でのお盆の考え方には、ほとんど違いがありません。これは「仏教=先祖供養」「神道=先祖崇拝」と呼ばれる、「先祖を敬う習慣」がふたつの信仰に共通しているからです。先祖供養と先祖崇拝は長い歴史の中で融合し、お盆の時期に先祖を迎え入れる行事として、信仰の枠を超えた文化となっています。
神道のお盆 | |
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盆提灯 | 白木で火袋は白無地、家紋、墨絵が入ったシンプルなもの、 もしくは白を基本とした清楚な絵柄。 |
迎え火・送り火 | 迎え火:8月13日 送り火:8月16日 ※地域や家庭によって異なる場合があります。 |
のし(掛け紙) | 表書き:御供、奉献、奉納 水引:黒白結び切り ※関西圏では、黄白の結び切りを使うこともあります。 |
不祝儀袋 | 表書き:御玉串料、御榊料、御霊前 水引:黒白結び切り ※蓮の花が描かれた不祝儀袋は仏教用なので、神道には使用しません。 |
お供え | 米、塩、水、酒、榊、お餅、鮮魚、季節の野菜・果物、乾物、菓子類。 |
仏式でも神式でも、一番大事なことは「ご先祖さまをお迎えする祭り」ということです。ご先祖様を拠り所に、家族や親族がつながる日本の大切な年中行事として、作法にこだわらず永く継承していきたいものです。
仏教では故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを初盆(はつぼん・にいぼん)と呼びます。神道では初盆ではなく「初盆祭」(はつぼんさい)」「新御霊祭(あらみたままつり)」と呼びます。仏式の初盆と同様、神式でも初めて迎えるお盆は特別です。「白提灯」と呼ばれる、火袋(ひぶくろ)部分が白無地のお盆提灯を灯します。
神棚や祖霊舎を掃除して清め、季節の果物やお酒、榊など、普段より豪華にお供えをします。13日に迎え火を灯して、初めての御霊を迎え入れます。送り火は16日の夕方。精霊棚や祭壇など片付け、御霊が無事に帰るよう願いを込めてご先祖様を送り出す灯し火は、仏式と同じです。
毎年飾る神道用のお盆提灯は、古くから白木で作られた三本脚に火袋は白無地、または家紋や墨絵が入ったシンプルなものでした。しかし近年では習慣にとらわれず、白色を基本とした菊や薄い色の花など、華美ではない清楚な絵柄がデザインされたものも増えてきました。
祖霊舎に飾る
神棚に飾る
祖霊舎と霊璽(仏式での仏壇と位牌)を持っていなくても、神棚の横に気軽に添えられる、小型で円筒形のコードレスタイプもあります。これらは神道における「めでたい盆」を盛り立てるのに最適な、新しい形式のお盆提灯といえます。
やまこう商品ラインナップには、神道のお盆に最適なアイテムを幅広く取り揃えております。神道用盆提灯の他、三宝、神具セットなど、お客様に必要なアイテムをまとめてお選びいただけます。ぜひご覧ください。
神道用盆提灯
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灯せばつながる「心の輪」。
お盆提灯に集い、家族とあの人と過ごす、
心安らかな夏のひと時…。