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神具とお供え物

神具とお供え物

【神棚のお供え物】

神棚の拝み方は、神社での参拝と同じです。 二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)が基本となります。

まず軽く頭を下げてから神前に進み、深くお辞儀を2回し(二拝)、次に拍手を二度打ち(二拍手)、次に深くお辞儀を1回します(一拝)。神前を退く時には、また軽く頭を下げます。
       

【神具の種類】

 

- 陶器神具7点セット -

・榊立 
榊を入れる花瓶、一対です。丸型と角型と2種類の形状があります。白色無地のほか、巴紋、荒神紋、御神前など金色の紋や文字が入った製品もあります。
・瓶子 (平次・平子) 
読みは「へいし」「へいじ」です。お神酒(お酒)を入れる徳利の一対です。お供えするときは蓋を取っておきます。
・水玉 
お水を入れる蓋のついた器。水器(すいき)とも呼ばれます。お供するときは、蓋を少しずらしておくか、蓋をとって神様がお水を飲めるようにしておきます。
・皿 
土器・かわらけ・平瓮(ひらか)など色々な呼び方があります。お米とお塩を入れます。向かって右側にお塩、左側にお米を並べます。

- 八足台・三宝・折敷・長膳 -

お供え物を乗せるための木製の器です。神社では同じ形状をした大きいサイズのものが使われています。三宝、折敷、長膳は盆の継ぎ目があるほうを手前(拝礼者側)に向けて置きます。

- 神鏡 -

お社(お宮)の扉の前に置きます。神鏡は、太陽の光を反射して神様が降りられる目印となる、また、鏡に自身の姿を映し、拝礼の際に清らかな心で神様をお迎えできるか己を振り返る役目がある、など多くの云われがあります。

- 榊 -

神社では榊に紙片(紙垂)をつけて、玉串として神前にお供えしたり、お祓いなどのさまざまな神事に使われます。神棚用の榊は生花として手に入りやすいものですが、枯れることを心配しなくてよい、造花製品もよく使われます。

- 真榊 -

五色の幟(のぼり)の先に榊を立て、左右に「三種の神器」を取付けた一対です。向かって左側に剣を、右側に鏡と勾玉が掛けてある色鮮やかな神具です。神棚に華を添える装飾品として、人気の高い製品です。

- 灯ろう -

様々な形状・デザインがあり、木製、金属製、またはプラスティック製と、素材の違いにより設置した際の雰囲気が異なります。明かりの点灯の仕方は、電池式か家庭用100V電源。灯りのつかない、飾りだけの製品もあります。

- 注連縄 -

稲の藁(わら)でつくられた縄に、紙製の紙垂(しで)を垂らしたものです。神聖な領域を示すために、お社や鳥居に取り付けします。棚板の「幕板」と呼ばれるパーツに取り付ける場合もあります。

- かがり火 -

ローソクを立てて明かりを灯せます。
火の元を作らないため、ローソクを使わずに飾りとして置く場合も多い神具です。

- 金幣 -

金幣は、御幣の紙である紙垂を金属板にした神具です。お祓いの際に使用されたり、またお供えである「幣」の象徴でもあります。神棚に置く場合は装飾品として、神々しい雰囲気を醸してくれます。

- 狛犬 -

神社の参道や本殿の縁側にある狛犬は、邪気を祓い神前を守護する存在。向かって右側が口をあけた「阿形」、左側は口を閉じた「吽形」と呼ばれます。左右がありますので、神棚に設置する場合も間違えないようにお祀りします。陶器製、木製のものがあり、木製でも手彫りで加工された製品は高価な神具となります。

- 賽銭箱 -

どこの神社にもある、お賽銭箱。
神棚に置けば、神社さながらの雰囲気となります。

- 鳥居 -

鳥居はその先は神の領域であることを示し、邪気が入ってこないよう「結界」を張るという意味合いがあります。お神札の入ったお社の前に置くことで、邪気払いをします。

- 御簾 -

お神札の部屋に取付けます。お社の扉を開けても中のお神札が直接目に触れないように、という謙遜した気持ちを表すための神具です。美しく華やかな色彩のため神棚の見映えをとてもよくする神具です。

- 神幕 -

神幕(神前幕)は神棚の前面に飾ります。天井から吊るす、棚板に取付ける、またはお社に直接貼り付ける場合もあります。少し大きめの神幕を取り付ければ、荘厳な雰囲気の神棚に。

- 雲 -

二階建ての家の一階のように、神棚が設置された部屋に階上がある場合は、神棚の真上の天井に「雲」と書いた紙を貼ります。紙に「雲」の文字をプリントした簡素のものから、桧材や欅材から作られた彫刻品まで、色々な製品があります。「雲」の文字以外にも「空」「天」の文字があります。

- 恵比寿大黒 -

恵比寿様と大黒様の置物。陶器製、木製、金属製、樹脂製があり、色もさまざま。祀り方は地方によって習わしもありますが、基本的には自由です。縁起物の置物として、また恵比寿大黒様のお神札に添えてお祀りします。

- お稲荷用神具 -

・狐
置物 狐は稲荷神の「使い」といわれ一対で祀ります。陶器製、金属製があり大きさもさまざまです。神棚のサイズに合わせて大きさを選びます。陶器製の製品は、手作業で色付けされることが多く、一体ごとに少しづつ「顔つき」が異なるのも特徴です。

・陶器セット
白無地の陶器に「稲荷紋」を焼き付けた、稲荷宮専用のセットです。

・稲荷旗 / 赤鳥居 / 赤灯ろう / 提灯
身近な「お稲荷さん」の演出を盛り立てる、神具小物です。稲荷旗、赤鳥居、赤灯篭を設置すれば、「赤」が映える立派な神棚になります。提灯は神棚の両端に一対で飾ります。「正一位 稲荷大神」という文字や、狐の絵が描かれたものなどがあります。